近年”コミュ障”という言葉がインターネット上からすっかり定着しましたね。
私自身学生の頃から”THE コミュ障”でひどい時は本当に人とどうコミュニケーションを取ってよいか分からない状態で足掻いては余計に周囲の人間関係が悪化する感じでした。
それから試行錯誤して、今ではすっかり克服して初対面の人や身近な人とでもうまく打ち解けて楽しい日常生活を過ごせるようになったので、個人的な経験に則った治し方になりますがお話ししていきます。
そもそもコミュ障とはなんぞや
コミュ障はコミュニケーション障害の略称ですが、インターネットスラングというか一般的な障害の名称より自傷気味にフランク使用されますね。
そもそもコミュニケーションとは何なのでしょうか?
コミュニケーション(英: communication)とは、社会生活を営む人間の間で行われる知覚や感情、思考の伝達[1]。 あるいは単に、(生物学な)動物個体間での、身振りや音声、匂い等による情報の伝達[1]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/コミュニケーション
…wikiだと堅苦しくてわけがわかりませんよね。
個人的には”他人と言葉やジェスチャーなどで意思疎通をはかること”だと思います。
したがって、コミュ障の方は他人と意思疎通をはかることがとても苦手な人ということになります。
コミュ障の治し方の結論
個人的な結論は以下のツイートです。
”色々な人と絡んで酸いも甘いも経験して治す、改善していく”
”自分という人間なりのコミュニケーション術を身に着けていく必要がある”
『身も蓋もない答えじゃねーか!』
『それができたら苦労しねーよ!!』
(…などの読者の声が聞こえます。ここで帰らないでね?)
以下、コミュ障のタイプと具体的な治し方も話していくので見ていってください。
コミュ障の原因とタイプ
さて、コミュ障にも様々なタイプがあります。
- 人見知り型
- 頭で考えていることを上手く言動にできない型
- 緊張しちゃう型
- 自分の言いたいこと言っちゃう型
- 他人と関わらずに生きてきちゃった型
あなたはどれに該当しましたか?私は全部に該当していました笑
一つづつ私の経験から原因や治し方も含めて見ていきましょうか。
1.人見知り型
世の中に多く生息しているかと思います。
このタイプはコミュ障というよりも、初対面の人に対して警戒心が強いという感じですね。
打ち解けてしまえば仲良くなってコミュニケーションは困らないので問題ないと思います。
問題は打ち解ける前段階のコミュニケーションをどうするかなのですが、年齢が25歳くらい以下であれば「じつは私人見知りなんです」とぶっちゃけちゃいましょう。相手にある程度理解してもらってから、徐々に自分の考えを話して意思疎通をはかっていくと良いです。
年齢が25歳以上の人は、時々お見かけするのですが、やはり同じように「お恥ずかしい話なのですが…」とぶっちゃけたほうが早いでしょう。
2.頭で考えていることを上手く言動にできない型
(*タイプ2~5の治し方は同じになので後で話します。)
このタイプは非常に多いと思います。語彙力が乏しいとも言えます。
性格的にも面倒くさがりも結果的にはこの型になります。以前の私もそうでしたが、必要以上に人と会話することが煩わしかったので「うん」「そうだ」「それで」などとても素っ気なく人間関係が悪化していったのを覚えています。
頭の回転が早すぎる方もこの系統に該当します。私も調子が良い時は文字の雨が頭の中で降り注ぎそこから何をどうまとめて良いかスムーズにいかない感じです。
3.緊張しちゃう型
名前まんまのタイプです。私も一時期このタイプでした。
こちらは自我が芽生え始める思春期から発症しがちではないでしょうか。
学校などのコミュニティに変に浮いている人いませんでしたかね?話すときに両肩がこわばって上がっていたり、たどたどしかったり…本人に自覚があるなしに関わらず、周囲とズレてしまった存在というか言動なので白い目で見られちゃう感じです。
そんなこと気にしないぜ!というタイプは緊張してコミュ障にはならず、人によってはキャラが立ってしまうパターンもあるでしょうが、ここではそうならなかった人です。
以上の経験をとおして結果的に『私の言動でどうしても変な空気になってしまう』という心理状態になってしまいます。
4.自分の言いたいこと言っちゃう型
自分の中の何かがほとばしっているタイプです。
青年期までにはほとんど生息しなくなっているので、あまり遭遇しないかも。
5.他人と関わらずに生きてきちゃった型
現代社会では特に増加していると思います。
インターネットの発達で家から出なくともECサイトでポチポチっとすれば食料や生活雑貨品が届いてしまうので人と話す必要がなく生活できてしまいます。
学生生活で訓練されてこなければ人とのコミュニケーション力が乏しいまま社会に出てしまいます。
私が以前いたIT業界はコミュ障率が非常に高かったです。
昔の後輩で話すとほんっっっとうに小さな声でボソボソとしか話すことができず、意思疎通が会話で成り立たない人がいました。しかし、チャットだと理路整然とした文面を送りつけて来たので基本的にチャットでコミュニケーションをはかって、仕事を進めていました。
コミュ障の治し方
ここからお待ちかねのコミュ障タイプ2〜5の治し方を話していきます。
結論からいうと
”素の自分を受け入れてくれる場を見つける”
になります。
序盤にコミュ障を治すために”色々な人と絡んで酸いも甘いも経験して治す、改善していく”と話しましたが、文字通り色々な人と絡める場所へ出向いて話すのです。
インターネット上でもリアルでもかまいません。
素の自分を出してのびのびとコミュニケーションを取れそうな場所を見つけて、その場所に上手く馴染んでいく術を手にしていきます。
今いるメインのコミュニティでの実践は既に周囲からのあなたのイメージが定着していて厳しいでしょう。まだあなたのことを知らなく、ある程度変わった人でも受け入れてくれそうな所を探します。
結果的に交友関係や何らかのスキルを身に着けて行くことができます。
リアルの場の探し方
以下、一例を挙げます。
・リアルに繋がるSNS
ジモティ
「平日遊べる友達募集!」
「カメラ友達募集!」
「登山仲間募集」
などなど、ずらずら出てきます。
あぶない界隈もあるので好奇心高めで勇気やエネルギーがある人向けです。
mixi
ジャパニーズSNSの先駆け。
スポーツコミュニティを覗いて見ましたがまだまだ存命で活動でいますので、こちらの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
・バー、スナック
バーやスナックなどマスターやママさんと話せる所が良いでしょう。
彼らはサービスの達人なので常識の範囲内で自分の素を出しても適切な対応をしてくれます。
インターネット上での探し方
・オンラインゲーム
チャットやボイスチャットで活発にコミュニケーションを取るジャンルが良いです。
俗に言うMMORPGはギルドという徒党を組んでボスを倒したり他ギルドと戦います。その流れでコミュニケーションをはかっていくのでオススメです。
・音声SNS
有名どころだと次のものがあります。
- Clubhouse
- stand.fm
- Spoon
これらは音声で主にコミュニケーションを楽しむアプリになっています。
一世を風靡したClubhouseですがまだ利用者がいますので覗いてみてはいかがでしょうか?初っ端から見知らぬ人と話していく必要があるので難易度高めです。
stand.fmは私も1年以上利用していますが、民度も良く割とどんな人でも受け入れてくれる土壌があります。オススメです。
Spoonは20代までの若い人向けのアプリとなっています。
stand.fmは継続して配信やライブを行っていればその内に仲の良い人が出来てくる感じになっています。同じようなアプリのSpoonもそうでしょう。
番外編:公的機関や病院を頼る
これまでの対策ではピンとこず『もっとキツくてヤバいんだよなあ』という方は公的機関や専門家を頼ってみてはいかがでしょうか?
・公的機関
例として福岡県のホームページに心の相談窓口がもうけてあります。
”心のなやみ・心の健康”というカテゴリがありますので、このような県や市の力を無料で借りる事ができます。
私も利用したことがあるのですが、とても親切に対応していただき心が軽くなりました。
・メンタルクリニック
コミュ障で通院は抵抗がある方が多いと思いますが、自分自身の力でどうにもならないと感じた場合は素直に一度、メンタルクリニックを尋ねてみるのも良いでしょう。
焦らずじっくり治して改善していこう
コミュ障を治すとは人とそれなりにコミュニケーションが図れる状態になるということですが、いくつになっても様々な人間関係の悩みはつきません。
一生自分なりに人との関わり合い方を模索していくことになりますので、焦らずじっくりと頑張っていきましょう!