『満員電車って現代の奴隷船じゃないか…』
当時、常におしくらまんじゅう状態の満員電車に揺られながら思っていたことがありました。
ここでは奴隷船と満員電車の密集具合を話しています。
少しでも通勤でのストレスを軽減するための行動のキッカケになればと思います。
奴隷船の人口密度は?
現代において前時代のような奴隷船は存在していませんので奴隷船についての資料をリサーチしました。
船の中腹あたりの船室へ押し込まれていたとのこと。
1人あたりのスペースは幅約36センチメートル、高さは約76センチメートルだったようです。
コレくらいの高さだと立てませんね…文字通り押し込まれていたのでしょう。
絵を見ると横にはなれていたみたいですが、寝返りもままならない状況だったのではないでしょうか。
彼らは航海の数ヶ月の間、約14時間このスペースで過ごしていました。
社会学者の加藤秀俊氏が1976年に出版した”空間の社会学”では人口密度について以下のように述べています。
奴隷が寝ている状態が描かれているため高密度に見えるが、1層当たりの平均密度は1.5人/㎡程度である
満員電車の人口密度は?
前述した”空間の社会学”に記載してあります。
通勤電車に定員が乗った状態の密度は約3人/㎡で奴隷船の2倍の密度である
1メートル四方に3人密着した状態ということです。
奴隷船の方がまだ1人あたりのスペースがあるのですね…
この例では恐ろしいことに定員がとあります。
定員=100%のことです。
朝の通勤ラッシュ時でまず絵の100%の状況はありえません。
200%か250%でしょう。
定員時の2倍となるので奴隷船の4倍の人口密度になります。
満員電車と奴隷船に乗った人の状況比較
今までの調査結果から人口密度は満員電車の方が高そうだなということが分かったかと思います。
しかし、奴隷船の方のほうが十中八九色々と深刻な状況なことは確かですね。
現代の日本の都心で暮らしている方からすれば、今の状況しか体感したことがないのでこれ以上しんどい経験もないでしょう。乗車中は直立もしくは斜めの状態でいなければならないことから十分キツイことは事実です。
共通していることは、うがった見方をするとどちらとも労働力(人)を運んでいるのです。
満員電車という通勤手段で疲弊しないために出来る対策を
満員電車で一戦したあとに仕事という本番が待っています。
少しでも疲弊しないために対策を打っていきましょう。