「東京は住むところじゃないよ…」
この様な声を時おり聞きます。東京に住んでいる人からすればふざけるな!という感じでしょう。
逆に上京を夢見つつも叶えられていない人にとっては不安になるでしょう。
実際に東京に約9年間住んでいた私の実体験を踏まえた考えから話しています。
大きくは人間は環境に左右される生き物なのです。
東京は住むところじゃないと言われる理由
約9年間東京に住んだ私がなぜ疲れるか記事を書いています。
私以外の多くの人も同様の意見でしょう。ぜひ読んでみてください。
余裕がなくせかせかしている人が多すぎる
上京した時にまず驚くのは人の動くスピードの速さです。公共機関や都心に近づくほどせかせかと動いています。
理由は今でも不明ですがそういう街なのです。
どういうシーンで余裕がなさそうにせかせかとしている人がいるか挙げてみました。
駅構内や空港内の歩いている人すべて
もう速いです。何であんなに速くあるいているのか分からないくらい速いです。
特に電車は分刻みで次の電車が来るのですが、今到着した電車に乗り遅れまいと走る人が多いこと多いこと。
正面からぶつかって来る人も多いので気をつけましょう。
コンビニのATMやレジ
コンビニのATMやレジは結構並んだりすることがありました。
その際、年配の方などがもたついている際に舌打ちやあからさまにイライラを表現している人が多かったです。
人気目の飲食店ではゆっくりできない
これは普通といえば普通かもしれませんが、次のお客さんが立って待っていたりしている姿が目に入りますし、無言の『食べ終わったのなら早く出ろ』という圧があります。
地方でこのような飲食店は中々ありません。
東京の人が冷たいと言われる理由
- 情がなく心が狭い人が多い
- 主に駅でぶつかっても謝らない人が大半
- 急いでいる人が多く、トロい人に冷たい
- 路上で苦しんでいる人がいても見て見ぬ振りの人が多い
先ほどの余裕がない人に通じるところがありますが、自分のことで精一杯な人が多いのだと思います。
スケジュールはタイトで疲労も溜まっていて周囲に気を向ける余裕もないのでしょう。以前の私もそうでした。
また、人が多すぎるので路上で吐いていたり、倒れている人がいても『誰かが助けるだろう』と思いやすいですし、そのような状態の人も日常茶飯事レベルで見かけます。
人間の集団心理として次のものがあります。
傍観者効果(ぼうかんしゃこうか、英語: bystander effect)とは、社会心理学の用語であり、集団心理の一つ。ある事件に対して、自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさなくなる心理である。傍観者が多いほど、その効果は強力なものになる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/傍観者効果#:~:text=傍観者効果(ぼうかん,強力なものになる。
確かに私もこのような心理を抱いたことは何度もあったのでそうなのかなと思います。ただ、全員そういうわけではないです。
東京という環境とそこに住む人の状況に余裕がないので結果的に東京の人は冷たいと言われているのだと思います。
人は環境に左右される生き物。余裕をもった生活が出来るかどうか
地方とのギャップに戸惑い、厳しい環境でそれなりの期間生活して東京は住むところじゃないと実感するの間違っていません。
東京に限った話ではありませんが、自分なりに努力して余裕を持った生活を構築して順応し続けていける人が住んでいけるのかなと思います。
最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一、生き残るのは変化できる者である。
ーダーウィン