都会、もういいんじゃない? - 元ITエンジニアが東京からUターン移住して九州宮崎でまったりライフ

20代でUターン転職に適した人は?後悔しないための注意点は?

地元を出て新天地でしばらく働いて過ごして来たものの、様々な理由からUターン転職について頭を悩ませている方は多いと思います。

本記事で地元の良さを再認識して広い視野、様々な価値観を見いだしていただければと思います。

Uターン転職とは地元の外に出ていた人が地元へ戻って転職すること

似たような表現に「Iターン」がありますが、地元以外の土地に移住して働くことです。

Uターン転職とはタイトルどおりのことです。

私であれば以下のような感じです。

「宮崎」→就職「東京」→就職「宮崎」

主に大阪、東京へ上京してしばらく過ごした後に将来のことを考えてUターン転職する、というパターンが多いです。

最近では新型コロナの影響や働き方改革が大手企業から広がりをみせ、リモートワークが一般化してきました。

リモートでの仕事が可能になってくるとUターン転職も視野に入ってくる人が増えているのだと思います。

大手web企業の”Yahoo! JAPAN”では以下の施策を打ち出して話題になりました。

  • 日本国内だとどこでも居住できる
  • 交通費の片道上限撤廃
  • タブレット端末の貸与

インターネット上のインフラや稼ぎ方が多様でハードルが下がっていることが大きな要因だと感じています。

県庁所在地ごとの平均年収は?

https://doda.jp/guide/heikin/area/

上記の表は2020年9月~2021年8月の1年間にdodaエージェントサービスに登録した人の平均年収データを、47都道府県別に集計したものです。

将来的にも大きな地殻変動的な出来事がない限り、東京首都圏の平均年収が高いでしょう。

関東と九州・沖縄では約80万差がありますね。

しかし、地方では住まい・家賃が安いですし、遊ぶのにもお金があまりかかりません。

本ブログの記事で田舎の良いところをまとめていますので、お金以外のメリットを是非確認していただければと思います。

県庁所在地ごとの20代の平均年収は?

順位エリア別都道府県名平均中央値
全体全体343320
7関西兵庫県329300
9関西滋賀県325300
16関西奈良県316300
20関西大阪府328300
23関西京都府318300
26関西和歌山県328300
1関東神奈川県351330
2関東東京都366350
3関東千葉県340320
4関東埼玉県334301
6関東栃木県352340
8関東茨城県339320
10関東山梨県327300
15関東群馬県320300
25九州・沖縄佐賀県317300
27九州・沖縄鹿児島県326300
32九州・沖縄福岡県314300
34九州・沖縄大分県343310
39九州・沖縄熊本県310300
42九州・沖縄長崎県339300
43九州・沖縄宮崎県318300
47九州・沖縄沖縄県297280
16中国・四国島根県336301
21中国・四国広島県331300
24中国・四国山口県326300
27中国・四国徳島県326300
31中国・四国愛媛県315300
33中国・四国香川県319300
35中国・四国岡山県314300
41中国・四国鳥取県304301
45中国・四国高知県286250
12東海静岡県340319
12東海愛知県341320
14東海三重県334305
27東海岐阜県316300
11北海道・東北山形県319300
16北海道・東北宮城県321300
21北海道・東北福島県345311
30北海道・東北岩手県313300
36北海道・東北北海道313300
40北海道・東北秋田県317300
45北海道・東北青森県294300
4北信越長野県336300
16北信越富山県356333
36北信越石川県321300
36北信越福井県310290
44北信越新潟県306300
https://doda.jp/guide/heikin/2012/area/data.html

上記の表は2011年10月〜2012年9月末までの間に、dodaエージェントサービスに登録しているホワイトカラー系職種の男女20代の平均年収のデータです。

20代であれば年収の差はそこまでありませんね。

県庁所在地ごとの有効求人倍率は?

※2022年2月分

全国平均1.21(前月:1.20、前々月1.17)

北海道 1.10 青森県 1.23 岩手県 1.49 宮城県 1.35 秋田県 1.63

山形県 1.59 福島県 1.49 茨城県 1.53 栃木県 1.24 群馬県 1.48

埼玉県 1.01 千葉県 1.04 東京都 0.94 神奈川県0.93 新潟県 1.50

富山県 1.69 石川県 1.49 福井県 2.07 山梨県 1.49 長野県 1.55

岐阜県 1.66 静岡県 1.30 愛知県 1.26 三重県 1.50 滋賀県 1.19

京都府 1.10 大阪府 0.97 兵庫県 1.08 奈良県 1.33 和歌山県1.22

鳥取県 1.59 島根県 1.76 岡山県 1.46 広島県 1.38 山口県 1.65

徳島県 1.38 香川県 1.64 愛媛県 1.42 高知県 1.17 福岡県 1.01

佐賀県 1.48 長崎県 1.32 熊本県 1.54 大分県 1.40 宮崎県 1.48

鹿児島県1.41 沖縄県 0.86

https://www.job-terminal.com/features/有効求人倍率/

2022年度の厚生労働省の有効求人倍率のデータです。

有効求人倍率って?

有効求人倍率は、求職者1人に対して、何人分の求人があったかを示すもので、求職者数よりも 求人数が多いとき=人手が不足しているときは、有効求人倍率が1を上回り、逆のとき=就職難のときは1を下回ります。有効求人数は、公共職業安定所を通じた求人・求職情報を利用するため、求人情報誌や転職情報サイトなどの求人情報は含まれていません

https://www.elite-network.co.jp/dictionary/yukokyujinbairitsu.html

主に首都圏は1を下回っていて就職が難しいと言える数字が出ています。

対して地方は1を超えており比較的に就職しやすい状況のようです。

転職情報サイトではどのようになっているかは不明ですが、概ね上記の数値と同じような感じになっていると思われます。

あくまで数値です。

地域によってはあなたにピッタリの会社があるでしょう。

就職は縁がありますし、就職の受け口がたくさんあるからといっても最終的には1社にしか身を置くことしかできません。

20代のUターン転職に適した向いている人とは?

では、20代でUターン転職に向いている人とはどのような人なのでしょうか?

私の考えでは以下のような人です。

・年収が下がってでも地元でのライフスタイルを重視したい人

・都会での生活に疲れた人

・バリキャリを目指さない人、十分経験を積んだと感じる人

・車を使用した生活が嫌ではない人

・リモートワークが可能な会社、職業に従事している人、したい人

以上です。詳しく見ていきましょう。

収入が下がってでも地元でのライフスタイルを重視したい人

先の地域別の収入データを見たとおり、特に首都圏からのUターン転職は収入が下がります。

お金以外の価値を大事にしたい方は向いていると言えます。

  • 自身の健康
  • 自然の豊かさ
  • 競争が激しくない
  • 食べ物が新鮮で美味しい
  • 地元で子育てをしていきたい
  • 両親や地元の友達と過ごしていきたい

一例を挙げましたが人によっては他にも価値が見えていて享受できる方がいると思います。

年収が下がっても地域や会社によっては生活水準を下げなくてもよいこともあるでしょう。

https://www.pref.miyazaki.lg.jp/chusankan-chiiki/kurashi/chiiki/20190717104401.html

こちらは九州宮崎のホームページから抜粋したのですが、移住支援金制度をやっています。

他の県でも同様の制度を実施しているところもあります。

また、企業が移住者を誘致した際に補助金が出る制度もあります。そこから移住者へ価値が転換されるケースもあるかもしれませんね。

都会での生活に疲れた人

本ブログで都会暮らしに疲れる理由について書いています。

都会での生活に合わないという方はいると思います。

そのような人は地元での就職に目を向けるべきだと考えます。

バリキャリを目指さない人、十分経験を積んだと感じる人

こちらも都会と地方という観点での比較になるのですが、都会には才能あふれる優秀な人間が集まり切磋琢磨している環境です。

20代という若いうちはその後の人生を見据えた上で多少ハードでも良い経験をしたほうがいいと個人的には考えています。

しかし、どのような人生をおくりたいかは人によりますし、正解はありません。

最先端の分野でゴリゴリ働いていくことや、自分なりに公私ともに十分経験することは経験したという人はUターンという選択肢を検討してよいと考えます。

車を使用した生活が嫌ではない人

車を持たなければ生活出来ないというわけではありませんが、やはり大部分の地方では車がないと生活が不便です。

企業によっては普通自動車免許の保有が求められているところもあります。

あなたの希望する業界や会社の条件にないか事前に調べておくことをおすすめします。

車の運転が楽しい、自分だけの空間をもてて良い、休日にはドライブが楽しめるetc…メリットも多くありますので、嫌でない人はUターンのハードルが1つ減るでしょう。

リモートワークが可能な会社、職業に従事している人、したい人

先の”Yahoo! JAPAN”のどこでも働ける施策を例に挙げたように、リモートワーク可能な企業に従事している人で地元に住みたいという方はUターンしてみるのもよいでしょう。

今の職業を変えることなく住処を移ることができます。

もし全国同一賃金であれば都市部でなく地方に住んだほうが手残りは多くなります。

これは大きなメリットです。

20代のUターン転職で後悔しないための注意点