都会、もういいんじゃない? - 元ITエンジニアが東京からUターン移住して九州宮崎でまったりライフ

IT業界のエンジニアが合わない・向いていない人の特徴は?辞めて転職や独立した人の体験談を紹介

華やかに見えるIT業界に興味があるけど、私に合っているのかな?

IT業界でエンジニアとしてやっているけど大変でキツイ…向いてないのか?

という方向けの内容になっています。

ITエンジニアとして9年間様々なプロジェクトに従事していた私の経験を元に、向いていない・合わない人の特徴を書いています。

また、IT業界を離れた人の体験談も載せていますので、現役の方は参考にしてみてください。

IT業界のエンジニアが合わない・向いていない人の特徴

論理的思考力がない人

ITエンジニアは会社や世の中のあらゆるシステムを電子システムとして構築するためにプログラミングによって構築していきます。

そのため、論理的に考える力が必須です。要求がありそれを満たすために過不足なく論理展開してい実装して言う必要があります。

最初の段階で過不足なく何を作るべきか洗い出されていれば問題ないのですが、そのようなプロジェクトを見たことがありません。

作りながら何が必要で何が不要か見えてくるものです。

したがって、お客様と話し合う必要のあるエンジニアはもちろん、設計書に沿って実装するエンジニアも完璧な設計書はほぼないですし、ふわっとした設計書が渡ってくる場合も往々にしてあるので自分で考えてやる必要があります。

実装方法も色々な技術が無数にあるので最適なものを選ぶ必要があります。

  • 人が集めやすい技術か?
  • 習得が容易か?
  • 汎用性はあるか?

またプログラミングにおいて

  • 仕様変更に耐えられる柔軟性のある構造になっているか?
  • 変更があった際にどう修正するのがベストか?
  • コメントは全く知らない人が読んでも背景が分かるようになっているか?

など考慮することがたくさんあります。

自分で考えて決めてやる、ある意味答えがたくさんある中からより最適なものを決めていく人は向いていないと思います。

プログラミングに関してセンスがない

主にプログラミングですが最低限のセンスが必要だと感じています。

世の中に難易度の高い開発ばかり溢れているわけではないので、継続した学習や様々なプロジェクトを通して経験していきセンスが磨かれていって、ある程度ものになっていくところはあると思いまが…

ビジネスや上流工程は出来てもプログラミングが出来ない、トンチンカンな実装をしてしまう、時間がかかりすぎるなど、プログラミングは誰でも出来るものではないと実感しています。

ITエンジニアと言っても色々な分類がありますし、開発の1工程でしかないのですが、ゴリゴリ開発する必要のあるプロジェクトだと重要な要素だと思います。

ある程度定まった業務をやっていきたい人

先の話と関連して…

今まで様々なシステムやアプリケーションの開発に携わってきましたが、計画したスケジュールどおりに進んだことが記憶にないです。

それくらい、不確実性が高く見通せないのです。

納期も決まっていて大体のプロジェクトはケツが伸ばせないので残業や増員、機能削減などして帳尻をあわせます。

他の業界や職業である程度マニュアル化された業務をやっていきたい人には向いていないと思います。

残業できない、体力がない人

『空調の効いたオフィス業務で体力が必要?』

と思った方もいるかと思いますが、今までの話の流れでどうしても残業が発生しがちです。

俗に言う炎上した状態になると毎日終電レベルの忙しさです。

そうなった場合に業務をタフにこなしていく体力が必要になってきます。

…今振り返ると、出来るエンジニアはタフだった人ばかりです。

体力がなければパフォーマンスが落ちてきますし、最悪鬱になって退場となってしまいます。(実際鬱などメンタルをやってしまう人は非常に多いです)

技術の移り変わりの早さについていけずキャッチアップできない人

業界やポジションによるのですが、基本的に技術の移り変わりが早い業界です。

特にWeb系の技術の流行り廃りのスピードは異常です。1,2年のスピード感で変わっていきます。

そんな中で自分に必要か不要か取捨選択していくセンスが必要になります。そうしなければ、日々目に入ってくる技術に戸惑い不安になります。

これは自分のキャリアがどれくらいハッキリしているかにもよってきます。

折衝やマネジメントなどのポジションだと必要なスキルがIT技術より業務遂行能力になってくるのですが、技術の最低限キャッチアップは必要だと思います。

プライベートの時間で自己学習できない人

全員が全員、仕事が出来る人がプライベートでもプログラミングや自己学習をやっているとはいいがたいのですが、自己学習できない人は合わないです。

プライベートで時間が取れないのであれば、業務時間の中で学習時間を確保すべきでしょう。

IT技術に興味がない人

IT業界に入って『テクノロジーとかITの技術に興味がわかない』『最近技術に興味がなくなってきた』という人は少なくないと思います。

ITエンジニアにの給料は他の業界職種に比べて悪くありません(残業ありきなところも否めませんが)

しかし、不確定要素が多い中で納期を守るためにタイトに進めていく必要があるなど過酷な部分も多いです。

そんな中でのモチベーションとして技術が好き、面白い、ワクワクする。ITの技術が次の明るい未来を作る…

そういうマインドや感情をなどが原動力となっている人もいると思っているのですが、それがない中でやっていくのはシンドイと感じます。

直接面と向かって仕事に対して感謝されたい人

私が現役の時に感じていたことです。

大変な状況を乗り越えてシステムをリリースしても「ありがとう」の一言ももらえず、大したことでもない細かいバグがあった場合は怒られてウンザリする時期がありました。

(プロとしての仕事なのでそうなのですが…)

ある日、プライベートでAppleショップにショッピングに行った際に店員さんにオススメの製品を聞いて話が盛り上がったのですが、とても楽しそうに働いていてキラキラして見えました。

自分もそうですし、他のお客様からも「ありがとう」と直接言われていて、とても充実して見えたのを数年経った今でも覚えています。

金銭よりも自分の感情的な価値の充実に重きを置いているひとは向いていないかと感じます。

IT業界が合わないと感じて脱出した人はどうしているか?

本ブログのこちらの記事でIT業界を辞めて上手くいっている人の体験談をまとめています。

人の数だけ人生があるので是非参考にしてみてください。